空き家を放置するリスクとは?片付けと管理の重要性

空き家は、住む人がいなくなった後も適切な管理が必要です。人の出入りがなくなると、室内の換気や清掃、設備の確認などを行う機会が減り、建物に起きている変化にも気づきにくくなります。外から見ただけでは問題がないように見えても、時間の経過とともに内部で劣化が進んでいることがあります。

相続した実家などは、思い出の品が多く片付けが進まなかったり、所有者が遠方に住んでいたりすることで放置されがちです。将来的に売却や賃貸、解体などを検討する場合でも、まずは今の状態を確認し、管理しやすい環境をつくっておくことが大切です。

空き家が放置される原因

空き家が放置される主な理由には、所有者が現地から離れた場所に住んでいることや、片付ける時間を確保できないことがあります。相続をきっかけに突然住宅を所有することになり、名義変更や相続手続きなどを進める中で、建物の管理まで手が回らなくなるケースもあります。

また、長く暮らしていた住宅には、家具や家電、衣類、書類、食器、思い出の品などが大量に残されていることがあります。必要な物と不要な物を分けるだけでも時間がかかり、大型家具などの搬出方法に迷うこともあります。こうした作業量や心理的な負担の大きさも、空き家の片付けが進まない原因です。

建物が劣化するリスク

人が住んでいない住宅では、換気や清掃が行われなくなり、湿気がこもりやすくなります。また、雨漏りや屋根の破損、外壁のひび割れなどが起きても、普段確認する人がいないため発見が遅れる場合があります。小さな不具合を長期間放置すると、修繕が必要な範囲が広がる可能性があります。

劣化した屋根材や外壁、塀などが、台風や強風などによって落下・飛散することにも注意が必要です。敷地内だけでなく、隣家や道路へ影響が及ぶことも考えられます。建物を長く維持するためには、定期的に現地を訪れ、外観や室内に異常がないか確認することが大切です。

防犯や衛生面にも注意が必要

長い間、人の出入りがない住宅では、外から見ても空き家だとわかりやすくなることがあります。郵便物がたまっていたり、庭の雑草が伸びたままになっていたりすると、不法侵入や盗難、不法投棄などの被害につながる可能性もあります。

庭や室内に物が多く残されていると、害虫や害獣が入り込みやすくなることもあります。庭木が隣の敷地まで伸びたり、ごみが放置されたままになったりすれば、近隣とのトラブルにつながることもあります。室内だけでなく、家のまわりまで含めて状態を見ておくことが大切です。

管理不全空家等になる可能性

適切に管理されていない空き家は、状態によって「管理不全空家等」や「特定空家等」と判断されることがあります。管理不全空家等は、そのまま放置すると特定空家等になるおそれがある状態の空き家です。倒壊の危険や衛生上の問題、景観への悪影響などがある場合には、市区町村から指導などを受ける可能性があります。

管理不全空家等として市区町村から勧告を受けると、その敷地について固定資産税などの住宅用地特例が適用されなくなる場合があります。使用していない住宅であっても、所有している限り適切な管理が求められます。問題が大きくなってから対応するのではなく、早めに建物の状態を確認しておくことが重要です。

空き家は早めの片付けが大切

空き家を管理しやすくするためには、室内に残された不用品を整理することから始めます。家具や家電、段ボールなどが多いと、床や壁、水回りの状態が見えにくくなります。物を減らすことで室内を移動しやすくなり、掃除や換気もしやすくなります。

売却や賃貸、解体を検討する場合にも、家財整理が必要になることがあります。片付けを始める際は、重要書類や貴重品、写真など残しておきたい物を先に確認し、その後に不要な物を分けていくと進めやすくなります。一度にすべて終わらせようとせず、できる範囲から整理していくことも方法の1つです。

定期的な管理を続ける

家の中が片付いても、それで空き家の管理が終わるわけではありません。ときどき窓を開けて換気をしたり、水を流したりしながら雨漏りがないか、窓や玄関に異常がないかを確認しておきます。屋根や外壁、庭木、雑草の状態などもあわせて見ておくと安心です。

遠方に住んでいて頻繁に通えない場合は、家族に確認してもらったり、空き家管理サービスを利用したりする方法もあります。現地へ行ったときに写真を撮っておけば、前回との違いにも気づきやすくなります。大きな問題が起きてから対応するより、定期的に様子を見る習慣をつくっておく方が負担を抑えやすくなります。

不用品回収業者への相談も検討する

空き家には、大型家具や家電、寝具、生活用品など大量の不用品が残されていることがあります。少量であれば自分で処分することもできますが、家全体を片付ける場合は、分別から搬出、運搬まで大きな負担がかかります。大型家具を階段から運び出す場合などは、安全面への配慮も必要です。

北のべんり屋コトノハでは、少量の不用品から車庫を含めた片付けまで対応しており、状態によっては買取やリユースも行っています。遠方に住んでいて現地へ行くことが難しい場合は、立ち会いなしでの対応について相談することも可能です。札幌周辺で空き家の片付けや不用品回収にお困りの際は、建物を管理しやすい状態へ整えるためにも、早めに相談することをおすすめします。